嗚呼、中受の母

なりゆきで始まってしまった息子の中学受験。日々翻弄される母の日記。

将来の夢って?

小5にもなると、勝手に息子のランドセルを開けるのも気が引ける。

かといって、ヤツを信頼するのは心もとない。どう考えても、ランドセルの奥にはぐちゃぐちゃのプリントとか、カビが生えそうなマスクとか、いろいろ詰まっているはず。見るのも怖いが放置するのはなお怖い・・・。

 

昨日久しぶりに、息子が塾に行ってる間にガサ入れを敢行。予想通り、いろいろ出てくる出てくる。

 

毎日口うるさく「お手紙出して」と言ってるせいか、保護者向けのプリント類はなし。その代わり、面白そうな作文?を見つけた。

 

どうやら、自己紹介の原稿らしい。新しいクラスで全員自己紹介させられたといっていたので、その時の原稿かな?

 

趣味はサッカーだとか、本を読むのも好きだとか、ごくごく普通の自己紹介文だったが、最後の一文にどっきり。「将来の夢は、生活の安定したサラリーマンになることです」だって!!!

 

一体これは何?? ロマンのかけらもない。

ちょっと前までは「サッカー選手」とか言っていたのに(それもどうかと思っていたけど)、さすがに現実に目覚めてしまったのだろうか??小5にして、これでよいの?

せめて、学校の先生とか、医者とか、具体的な職業で言って欲しかったなぁ。サラリーマンってさすがに曖昧すぎでしょ! 生活の安定って。我が家はお金持ちではないけど、安定だけはしている気がするけど・・・。

 

うーん、親としていろいろと考えてしまった。

まだまだ、自分がしたいことなんて具体的には見えてなくて、何の気なしに書いた一文だとは思うけど。具体的な夢を描けるような日常生活が送れていない、ということだろうか? 小さい頃からいろんなところに連れ出して、本も好きでたくさん読んでいるのになぁ。。。なんだか、複雑な気分。

 

作文はそっと、元通りにしまっておいた。

夢って誰かに強制されるようなものではない。いろいろな経験を通じて、自分で何か見つけて欲しい。ずっと追い求めていけるもの、いつか見つかるとよいなぁ。

 

でも、サラリーマンってひとくくりにしちゃうのはどうかと思うよ、やっぱり。

サラリーマンのパパの話を、いつかじっくり聞いてみて欲しいと思う。