嗚呼、中受の母

なりゆきで始まってしまった息子の中学受験。日々翻弄される母の日記。

それは、夏期講習から始まった。

魔が差した、とでも言おうか。

昨年までは学童にお世話になっていた夏休み。4年生にはその手は使えない。
プール講習に行く程度じゃ持て余してしまう・・・。

そんな悩みに答えてくれたのが、夏期講習募集のチラシだった。

 

聞いたこともない塾だったけど、夏休み計20日間、教材費のみで参加できるらしい。
しかも、7月はお試し通塾が無料! なにこれ、超お得!!
場所も便利だし、試してみる??
息子に話してみたら、まんざらでもない様子。
他の塾と比較検討することもなく、夏休みのためだけに申し込んでしまったのだった・・・。

 

それまで、親として中学受験を真剣に考えたことは無い。

ワタシも夫も地方出身、小学校~大学までずーっと国公立。大学受験時はさすがに勉強したものの、小学校~高校まで塾なんていったこともなかった。だって、塾なんて誰も行ってなかったしね。

 

しかしここ、神奈川県ではそんなことは通用しない。
中学受験組みは、3年生の2月からの通塾が一般的。すでに乗り遅れていた。

中学受験しない子も、5年生からは高校受験に備えて通塾するとか。STEPとか湘南ゼミナールとか、評判の良い塾は早めに押さえておく、ということらしい。

すっかり塾産業に取り込まれているが、4年生にもなると受験するしないに関わらず、夏期講習くらいは受けとこう、となるらしい。期せずして、うちも流れに乗れたのだった。

 

大学の友人で首都圏子育て組みは、ほとんど中学受験派だ。

そんなに公立ってダメなのか??と憤懣を覚えつつ、不安を感じていたのも事実。公立中学→公立高校受験のありかたが、神奈川はなんだか独特で、かなり苦労するらしい。内申が取れなくて・・・という愚痴を、中学生ママから何度聞いたことか。田舎では内申ってあまり気にしてなかったような??

 

まあいっか。安いし場所も便利だし、試してみよう。

 

軽い気持ちで受けた夏期講習のおかげで、その後半年、今に至るまで、振り回され続けたのだった。そしてこの生活が後2年続く?? 

 

という訳でこの半年を振り返りつつ、この場で愚痴らせていただこうと考えている。